公開日 2019年09月19日 / 更新日 2021年06月04日
家具のお手入れ方法について
日常使っている家具も知らない間に汚れやシミが不着する事も。そんな時に簡単にできるお手入れ方法などをご紹介いたします。
▼目次
木材の家具が汚れた場合
表面の塗装にもよりますが乾いた布では取れない黒ずみのような汚れなら、消しゴムでこすってみましょう。ちょっとした汚れ程度なら消しゴムで落ちるケースもありますが、それでもダメならシンナー系のうすめ液を布に染み込ませて拭くと汚れが落とせます。
たいていの家具の塗装には大丈夫ですが、説明書などがある場合は注意書きを確認し、最初は目立たないところで試してから行ってみてください。
また、ダイニングテーブルの天板が食べかすなどの付着物が固まっている場合、プラスチック系のヘラなどで軽くこすれば汚れが落ちやすいです。 付着物が取れたら、中性洗剤をしみ込ませた布生地で拭きましょう。
ただし、塗装してある天板の場合、最後にきちんと水拭きをして変色の原因にならないようにしましょう。
布製のソファーの汚れ
ソファーでくつろぎながら、ついうっかり飲み物などをこぼしてしまった・・・。という場合、まずは乾いた布で軽くたたきます。(この時こするとシミが広がるのでこすらないように注意)気づかないうちにできたシミや汚れは、中性洗剤を薄めたものを布にしみ込ませて同じく叩くように汚れを取ります。
ある程度汚れが取れたら、水をしみ込ませた布で軽く叩くように拭き、中性洗剤が残らないように仕上げます。(中性洗剤が生地に残ると生地を傷めたり変色の原因となります)
革製のソファーの汚れ
まずは柔らかい布生地でカラ拭きをしてみましょう。(固い生地でふくと革素材が傷むので注意)それでも汚れが落ちないようなら、革製用のクリーナを布生地に取り、全体を満遍なく磨きましょう。
革製品は日ごろからのお手入れで生地の傷み防止や、寿命が長引くポイントとなります。
畳のお手入れ
昨今和室のあるご家庭も減りつつありますが、当店でも取り扱いのある畳ベッドなども同様に手入れが必要です。
まずは畳の溝に入っているほこりを箒で掃きましょう。その後、濡れた雑巾などできれいに磨き上げます。洗剤の必要はありません。畳の溝にほこりがたまると、ダニが発生しハウスダストなどの病気の元にもなりかねないので注意が必要です。
ガラスの拭き方
ガラスの天板を使用したテーブルなど、デザイン性が高くインテリア映えに一躍かってくれるのはメリットですが、ほこりや皮脂油が付きやすく汚れが目立ちやすいのも正直なところ。
簡単なお手入れとしては、繊維の目が細かいマイクロファイバーのような布での乾拭きをおすすめします。濡れた雑巾やタオルを使ってしまうと、水滴が残ってしまい乾いた後に余計に拭き残しが目立ってしまいます。少し頑固な皮脂汚れや、コップを置いていた水滴の後などが残っている場合は、市販のガラスクリーナーやアルコールスプレーを用いてすみずみまで拭きあげましょう。
その他:番外編
シールをきれいにはがす方法
クローゼットや木製家具に子供がシールをペタペタと貼ってしまった・・という経験は多いと思います。そんなときはまず手軽に試せる方法として、ドライヤーでシールを温めてからはがしてみましょう。熱を加える事で粘着力が落ち、はがれやすくなります。
ただし、元の素材の木材が熱に弱い可能性もあるので、目立たない部分で試してから行ってください。それでもダメなら市販のシール剥がし剤なども検討してみましょう。
ネジ穴がつぶれて回らない
家具を組み立てていたがネジ穴がつぶれて回らなくなってしまう事もあります。 その場合、金づちを用意します。回らなくなったネジ穴の上からドライバーを当てがって、緩める方向に力を加えながら、ドライバーのグリップエンドを金づちで叩きます。
注意点はあまり力を入れすぎで、土台の木材が割れないようにする事と、ドライバーのグリップエンドを叩けるもの(できればグリップの底まで金属が貫通しているタイプ)のドライバーを使用しましょう。
ネジがゆるゆるで締まらない
何度か締めたり緩めたりを繰り返したネジは、土台となる木材の穴が大きくなりすぎてゆるゆるになってしまう事も。そんなときはホームセンターなどで売っている水道工事用のジョイント部分などに使う白いシールテープをネジのネジ山部分に何周か巻く事で、ゆるんだ土台との隙間を埋めてくれます。あまり巻きすぎるとネジが入りきらなかったりするので、ゆるみ具合によって調整が必要です。
ただし応急処置的な要素となるので、強度が心配なら最初のビスよりも太いビスや、長さのあるビスへ交換しましょう。
まとめ
普段のお掃除のときからこまめに汚れをチェックする事や、木製の組み立て家具ならネジを増し締めするなどで、しつこい汚れ不着の回避だけでなく、故障や破損も事前に防げるなど、結果的に家具の寿命にもつながります。
また、何と言っても大切に扱う事で愛着が沸きますので、ずっと長く使って頂くためにも、少しの時間でも惜しまずにお手入れを心がけましょう。